Yui Kawaguchi

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「いまベルリンでもっとも注目すべきパフォーマーの一人」と呼ばれ、シーンを超えてフリーランスとして活躍中。作品制作においては自ら音楽、空間デザインも手がけ、独自の世界を展開。ダンサーとしても「詩情あふれる身体表現」、「別格ダンサー」、「現在の最も驚くべきダンサーの内の一人」などと評される。

神奈川県茅ケ崎市生まれ。6歳よりクラシックバレエ、10代半ばからジャズ、モダンダンスを学ぶ。高校卒業後音楽座研究所へ。同劇団解散後、STEPSを経たのちフリーとなる。ダンサー&振付師として香瑠鼓のもとTV・CM、コンサート等で活動する傍ら、コンテンポラリーダンスのHアールカオスや山崎広太の作品に出演。CMやPVのメイン、手塚眞や石橋義正監督の映像作品にも起用される。2001年にスタートしたMEDIA DRIVE UNIT cell/66bとのコラボレーション作品test-patchesは、アルスエレクトロニカ(リンツ) 日本バーチャルリアリティ学会、ソウル国際ダンスフェスティバル等に招聘される。

2005年よりベルリンで活動をスタート。イスマエル・イヴォトミー・パーゾネンヘレナ・ヴァルトマンNICO AND THE NAVIGATORS等、強い個性を持つ演出家の作品に参加する一方で、様々なフェスティバルにて自身の作品を多数発表。

2008年東京新国立劇場DANCE EXHIBITONにてソロ"REM- the Black Cat”上演。同年より、世界的に活躍するジャズピアニスト高瀬アキとのデュオ"ピアノの中の街"をシリーズとして展開、二人の東洋と西洋を行き来するミステリアスな世界観と、奔放で息のあったダイアローグは、音楽とダンスファンの双方向に衝撃をあたえ、回を重ねるごとに話題を集め、フライブルグ国際フェスティバル、チロル・オースターフェスティバルオープニングバフォーマンス等にも招聘され、「空間建築家たち」「二人の別格アーティスト」と各地メディアも絶賛、2013年シリーズ5弾目「カデンツァ」は日本を含む6カ国で上演される。

2010年、4度の世界チャンピョンに輝くドイツを代表するブレイクダンスチームFlying Stepsと、オペラ演出家クリストフハーゲルによるクロスオーバープロジェクト"Red Bull Flying Bach"に、唯一の女性ダンサーとして起用され、ベルリンのニューナショナルギャラリーで約3週間に渡り公演。ドイツが誇るバッハとブレイクダンスの遭遇は大きな反響を呼び、作品はドイツのレコード大賞にあたる”エコークラシック特別賞”を受賞。その後も、2011年ユーロビジョンソングコンテストのインターバルアクトとして19カ国で放映されさらに話題となり、2011年よりドイツ・ヨーロッパツアー、2012年はワールドツアーを敢行。旧西ドイツ国会議事堂や伝統と格式を誇るウィーンブルグ劇場での公演などは常に話題を集め、すでに6万人以上の観客を動員し、日本でも東京(オーチャードホール)と大阪(中央公会堂)でも公演。

2010年ケルンにて64本の蛍光灯マトリックスを舞台装置として扱った、新作ソロ”アンドロポラロイド”を発表。”繊細かつ豊かに完成されたダンス芸術作品”と高い評価を得、21年の歴史を持つケルンタンツテアタープライズを受賞。2011年秋、漫画のフキだしをテーマにした新作「Bubble Boxing」を発表。「彼女がこの短期間の間にとげた飛躍驚嘆に値する。(中略)作品全体がオリジナルのスタイルと思いつきに貫き通されている。…」と評される。

また身体の同時代性の探求はステージ以外でも進められ、慶應義塾大学の坂倉杏介氏、知覚研究者の渡邊淳司氏とともに「HEREing Loss」「心臓ピクニック」などのプロジェクトを企画、実行している。

受賞・助成
2013年 ベルリン首都文化基金「カデンツァ-ピアノの中の都市」
2011年 ベルリン首都文化基金「Bubble Boxing」
2010年 ケルンタンツテアタープライズ「アンドロポラロイド」
     エコークラシック特別賞「フライングバッハ」
2008年 EU Japan Foundation「HEREing Loss-私の孵る場所」
2006年 横浜ソロxデュオ<competition+>審査員賞 「卵が割れたら...」

ワークショップ
・2013年「心臓ピクニック」 IAMAS おおがきビエンナーレ2013
・2010年「心臓ピクニック」
「脳の中の『わたし』と情報の中の<私>―五感を揺るがす摩訶不思議なメディア技術―」
 関連企画、大阪大学学術総合博物館、大阪
・2009年「心臓ピクニック」
「佐藤雅彦ディレクション“これも自分と認めざるをえない”展」関連企画、21_21 Design Sight、東京
・2008年「いること」と「聴くこと」(慶應義塾大学)
・2007年 Ex...it! 4th international Dance Exchange Symposium Project

体験型展示
・2010年12月10〜18日、「心臓ピクニック」坂倉杏介、渡邊淳司、安藤英由樹
「Poetry of Motion Ars Electronica Exhibition」、BREEZÉ BREEZÉ、大阪
・2010年9月1〜7日、「心臓ピクニック」坂倉杏介、渡邊淳司、安藤英由樹
「Ars Electronica Festival at OKcenter」、 Linz, Australia
・2008年、「HEREing Loss - single room」
EDEN***** オープニング


共著論文
・2012年「生命」のシンボルグラウンディング 鼓動に触れるワークショップ「心臓ピクニック」の評価と展開
アートミーツケア Vol.4, pp.20-29, 2012 PDFfile
・2011年「“心臓ピクニック”:鼓動に触れるワークショップ」
著者: 坂倉杏介/渡邊淳司/川口ゆい/安藤英由樹
『日本バーチャルリアリティ学会論文誌』Vol.16, No.3, pp.303-306 PDFfile
著者: 坂倉杏介/渡邊淳司/川口ゆい/安藤英由樹
・2009年「いること」と「聴くこと」のワークショップー聴覚によって位置づけられる自己感覚の体験デザイン
著者: 坂倉杏介/渡邊淳司/川口ゆい